2027年 刑太歳:戌年生まれの丑戌未の三刑、「恃勢の刑」をどう読むか
2027 年の丁未年は、戌年生まれの人が刑太歳です。戌と未はどちらも丑戌未の三刑の組に属し、昔から恃勢(じせい)の刑と呼ばれてきました。刑は地支の関係の中でいちばん説明しにくいものです。冲のようにはっきりした出来事があるわけでも、害のように小さな消耗にとどまるわけでもないからです。
- 型
- 刑太歳
- 2027年に該当する干支
- 戌年
- 地支の関係
- 刑
- 太歳の地支
- 未丁未年
- 期間
- 2027年2月4日〜2028年2月4日
- 年の境目
- 立春元日でも旧正月でもない
この関係の正体
まず名前を分解します。丑・戌・未の三つの地支はすべて土で、それぞれ別のものを蔵しています。丑は癸水と辛金、戌は辛金と丁火、未は丁火と乙木。三つの土がひしめき合い、だれも譲らない――「恃勢」とはこのこと、それぞれに後ろ盾があるから、だれも退かないという意味です。
これが刑の形を決めます。一方がもう一方を圧倒するのではなく、膠着です。爆発はしないけれど、終わりもしない。どちらも自分に理があると思い、どちらも譲るつもりがない。生活に落とすと、長引いて話が尽きず、だれもだれも説得できない、あの状況です。
2027 年に表に出ているのは未と戌の二つの角だけで(丑がそろうのは 2033 年の癸丑年)、今年の刑は不完全な三刑です。三つそろったときより力は弱いものの、向きは同じ――もつれ、引っぱり合い、行き詰まりです。
ふつうどこに表れるか
よく表れること
- 訴訟・異議申し立て・契約トラブルなど「手続きはあるが終わらない」こと
- 共同経営や一族の中での長い綱引きで、どちらも自分が損をしていると感じている
- 同じ問題が繰り返し出てくる。解決したと思うたびに、しばらくしてまた顔を出す
- 土は象意として胃腸や筋肉・骨格を司るとされ、体に出るとしても「突然」より「ぶり返し」の形が多い(気になる症状は医療機関へ)
気をつけたいこと
- 刑の年にいちばん避けたいのは力で押し返すこと――恃勢の刑の本質は双方が勢いを頼みにしていることなので、こちらが勢いを一つ足すと、結び目はさらにきつくなる
- 長引くほどコストは上がるが、急いで終わらせようとすると不要な代償を払いやすい。ここが刑のいちばん難しいところ
- 第三者に頼るべきときは頼る(調停、弁護士、仲介者)――三刑の膠着は、局の外にいる人でなければほどけないことが多い
この力をどう使うか
刑太歳でいちばん実際的な戦略は勢いを下げることです。自分の側の構えを自分から一段低くする。負けを認めるのではなく、膠着を支えている柱を一本抜くのです。恃勢の刑は「双方が硬い」ことで成り立っているので、どちらかが先に柔らかくなれば、構造はゆるみます。
もうひとつは損切りの線を決めることです。刑には自然な終わりがないので、人為的に与える必要があります。この件はこの時期まで、この条件まで話したら手を引く。損切りの線のない刑は、一年をまるごと食べてしまいます。
さらに細かく見るなら、本サイトの丑戌未の三刑のページで、三刑が命式の中でどこまで成り立つか、一角欠けた場合と三つそろった場合がどう違うかを扱っています。
今年この型にあたるのは戌年生まれ
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2027年の刑太歳 よくある質問
2027年に刑太歳になるのは何年生まれですか?
2027 年の丁未年は太歳の地支が未で、未は丑戌未の三刑の組に属して戌と刑になるので、戌年生まれの人が 2027 年に刑太歳になります。戌年生まれは同時に戌未の破も構成し、二つの関係が並んでいる点に注意してください。
丑戌未の三刑はなぜ「恃勢の刑」と呼ばれるのですか?
丑・戌・未の三つの地支はどれも本気が土で、それぞれ違う天干を蔵しています(丑は癸・辛、戌は辛・丁、未は丁・乙)。つまり三者それぞれに後ろ盾があるのです。だれも退こうとせず膠着するので、昔の人はこれを恃勢――それぞれの勢いを頼みに刑し合う――と呼びました。
2027年は三刑のうち二文字しかありませんが、それでも刑ですか?
刑です。ただし力は三文字そろったときとは違います。丑戌未は三つの地支が同時に出てはじめて三刑が完成し、2027 年に表に出ているのは未(その年)と戌(干支)の二つの角だけなので、対になった刑にあたります。表れる向き――もつれ、引っぱり合い――は同じですが、強さは弱めです。もしあなたの命式にもともと丑があれば三つ目の角がそろうので、力ははっきり変わります。
刑と冲では、どちらが厄介ですか?
厄介さの種類が違います。冲は一度きりの移動で、痛いけれど終わりがあります。刑は持続するもつれで、激しくはないけれど長引きます。振り返ると刑のほうが消耗したと感じる人が多いのは、刑が奪うのが特定の出来事ではなく、時間と気力だからです。